二十四節気・七十二候
二十四節気・七十二候|ClickTravel
日本には、四季がありその季節毎にいろいろな表情を見せてくれます。
春には『桜』、夏には『海』、秋には『紅葉』、冬には『雪』と、出掛けた先々で美しい景色があなたを向かえてくれることでしょう。
更に、日本には、四季だけでなく『二十四節気』『七十二候』と気候だけでなく風習をも取り込んだ季節を表現するものがあります。
この『二十四節気』『七十二候』に合わせて旅行の計画を立ててみては如何でしょうか。
地方によっては、『二十四節気』『七十二候』ならではの行事が今も尚大切に受け継がれています。
そんな行事や風習に触れる旅も一興かと思います。
そんな機会に巡り逢えたら、季節感を持った素晴らしい旅行になることでしょう。
※春
◇【二十四節気】立春(りっしゅん)
・初候【七十二候】東風解凍(とうふうこおりをとく)
2月4日頃
春の風が川や湖の氷を解かし始める頃。「東風」(こち)とは春風を表す代名詞。
・次候【七十二候】黄鴬睍睆(うぐいすなく)
2月9日頃
山里で鴬が鳴き始める頃。春の訪れを告げる鴬は「春告鳥」(はるつげどり)とも呼ばれます。
・末候【七十二候】魚上氷(うおこおりにあがる)
2月14日頃
水がぬるみ、割れた氷の間から魚が飛び跳ねる頃。春先の氷を「薄氷」と呼びます。
◇【二十四節気】雨水(うすい)
・初候【七十二候】土脉潤起(どみゃくうるおいおこる)
2月18日頃
雪がしっとりとした春の雨にかわり、大地が潤い始める頃。「脉」は脈の俗字です。
・次候【七十二候】霞始靆(かすみはじめてたなびく)
2月23日頃
春霞がたなびき始める頃。春の霞んだ月を「朧月」(おぼろづき)と呼びます。
・末候【七十二候】草木萌動(そうもくもえうごく)
2月28日頃
草木が芽吹き始める頃。草の芽が萌え出すことを「草萌え」(くさもえ)と言います。
◇【二十四節気】啓蟄(けいちつ)
・初候【七十二候】蟄虫啓戸(すごもりのむしとをひらく)
3月5日頃
戸を啓いて顔を出すかのように、冬ごもりをしていた生きものが姿を表す頃。
・次候【七十二候】桃始笑(ももはじめてわらう)
3月10日頃
桃の花が咲き始める頃。花が咲くことを「笑う」と表現、「山笑う」は春の季語です。
・末候【七十二候】菜虫化蝶(なむしちょうとかす)
3月15日頃
青虫が紋白蝶になる頃。「菜虫」は菜を食べる青虫のこと。菜の花が咲いてまさに春本番。
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◇【二十四節気】春分(しゅんぶん)
・初候【七十二候】雀始巣(すずめはじめてすくう)
3月20日頃
雀が巣を作り始める頃。昼の時間が少しずつ伸び、多くの小鳥たちが繁殖期を迎えます。
・次候【七十二候】桜始開(さくらはじめてひらく)
3月25日頃
桜の花が咲き始める頃。桜前線の北上を日本中が待ち望む、お花見の季節の到来です。
・末候【七十二候】雷乃発声(かみなりこえをはっす)
3月30日頃
春の訪れを告げる雷が鳴り始める頃。「春雷」(しゅんらい)は「虫出しの雷」とも呼ばれています。
◇【二十四節気】清明(せいめい)
・初候【七十二候】玄鳥至(つばめきたる)
4月5日頃
燕が南の国から渡ってくる頃。「玄鳥」(げんちょう)とは燕の異名です。
・次候【七十二候】鴻雁北(がんきたへかえる)
4月10日頃
雁が北へ帰っていく頃。雁は夏場をシベリアで、冬は日本で過ごす渡り鳥です。
・末候【七十二候】虹始見(にじはじめてあらわる)
4月15日頃
雨上がりに虹が見え始める頃。淡く消えやすい春の虹も次第にくっきりしてきます。
◇【二十四節気】穀雨(こくう)
・初候【七十二候】葭始生(あしはじめてしょうず)
4月20日頃
水辺の葭が芽吹き始める頃。葭は夏に背を伸ばし、秋に黄金色の穂をなびかせます。
・次候【七十二候】霜止出苗(しもやんでなえいず)
4月25日頃
霜が降りなくなり、苗代で稲の苗が生長する頃。霜は作物の大敵とされています。
・末候【七十二候】牡丹華(ぼたんはなさく)
4月30日頃
牡丹が大きな花を咲かせる頃。豪華で艶やかな牡丹は「百花の王」と呼ばれています。
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公開日:
最終更新日:2016/03/28